立川市の南西に位置し、豊かな自然と美しい景観を持つ多摩河川敷に隣接する旧多摩川小学校を活かした事業を展開しています。施設だけでなく地域での文化活動を展開する創造拠点「たちかわ創造舎」として、特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパンが運営しています。立川市とともに旧多摩川小学校有効活用事業(フィルムコミッション事業、インキュベーション・センター事業、サイクル・ステーション事業、交流等創出施設事業)を展開しています。
旧多摩川小学校は、立川市立南富士見小学校(現:新生小学校)と同多摩川小学校の統合により2004(平成16)年に廃校なりました。廃校後は市民団体「たまがわ・みらいパーク企画運営委員会」により「子どもを中心にさまざまな人が集い、楽しみ、学びあう場」という活動方針のもと3年間の暫定事業が実施されました。2010(平成22)年度に暫定事業の検証を行った結果、これまで「たまがわ・みらいパーク企画運営委員会」が行っていた「たまがわ・みらいパーク」の事業運営をB棟に集約し、A棟は新たな活用方針を取り入れた施設にするとともに、事業運営(B棟の事業は除く)や全体の管理について、民間事業者の力を取り入れて展開するものとしました。この「新たな活用方針」を具体化するとともに「たまがわ・みらいパーク企画運営委員会」による事業と連携して、施設全体のさらなる有効活用を図ることを目的に、立川市による公募型プロポーザルが実施され、外部委員で構成する「立川市旧多摩川小学校有効活用事業に伴う事業者選考審査委員会」を設置し、提案内容の公平かつ公正な選定の結果、特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパンが運営事業者となりました。
2015(平成27)年9月に創造拠点「たちかわ創造舎」がオープン。
たちかわ創造舎(旧多摩川小学校)は富士山を眺望でき、多摩川周辺の水と緑の自然環境へと連なる魅力的なロケーションであることを活かし、映画・テレビドラマ・その他の撮影のロケ地として提供しています。教室・屋上・校庭・体育館など小学校として使われていた頃に近い状態で残しています。撮影利用は基本的に1日1団体で受付けています。
たちかわ創造舎では、学校施設や「たまリバー50キロ」に隣接するロケーションにある利点を活かした、自転車に関するイベントや活動を支援しています。
特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)は、「芸術と社会をつなぐ」「文化芸術で未来を描く」という理念のもと、舞台芸術の活性化と推進、次世代を担う才能の発掘、そして国内外における文化交流の促進に取り組む様々なプロジェクトを立ち上げ、アートを通して新たな交流の場の創造を推進しています。
特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)はたちかわ創造舎を運営および維持管理するにあたり、立川市および協力団体「たまがわ・みらいパーク企画運営委員会」と旧多摩川小学校有効活用事業協議会を定期定期に開催し、情報の共有や事業の連携を図っています。
また、自転車の有効利用や楽しみ方を提案するとともに、自転車が持つ機能的な役割を通して地域の「安心」「安全」に対する新たな取組みを広く提案・推奨するための活動をおこなう特定非営利活動法人自転車環境整備機構(B.E.I)を、旧多摩川小学校有効活用事業のサイクルステーション事業における特別協力団体として迎えるなど、事業展開にあたってさまざまな協力・支援団体と連携し、相互に施設活用ならびに地域の文化芸術振興に取り組んでいます。
市民団体「たまがわ・みらいパーク企画運営委員会」が設立し、立川市とパートナーシップ協定を締結し、企画運営を担う。
2012(平成24)年
2013(平成25)年
2015(平成27)年
文化創造拠点「たちかわ創造舎」9月27日 オープン。
2021(令和3)年
特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパンが第二期も事業継続。